
「怒らない」ではなく「怒りそうな自分に気づく」
前回の①でお伝えしていた。自身の感情の変化に気づき
立ち止まる重要性について、
感情は、スイッチのように突然ONになるものではありません。
多くの場合、その前には小さな予兆があります。
感情に変化が起きる初動:
眉間にしわが寄り、顔から笑顔が消え、目つきが鋭くなっていきます。
感情が抑えられなくなる直前の予兆:
声の大きさが変わる。言葉が強くなる。呼吸が浅くなる。
相手の言葉を最後まで聞けなくなる。
「もういい」「なんで分からないの」といった言葉も
語気が強まり、攻撃性が増した言い回しに瞬時に変化します。
こうした変化は、自分自身が「余裕を失ってきている」
というサインになります。そのサインに気づくことができれば、
怒鳴ってしまうかも、モノに当たってしまうかもしれい。と気づき
「ちょっと今は話さないでおこう」(深呼吸をしてみる)
「一度その場を離れよう」(緊急退避)
「今日は誰かに相談しよう」(ストレスの掃き出し)
「少し休もう」(休息)
という選択ができます。
つまり、感情をコントロールするということは、
感情を消すことではなく、
感情に任せて行動する前に、もう一つの選択肢を持つことなのです。
立ち止まることは、逃げることではない
介護をしていると、「自分がやらなければ」「家族なんだから頑張らなければ」
と、自分自身に無理をさせてしまうことがあります。
でも、頑張り続けて余裕がなくなり、
家族に強く当たってしまったり、自分自身が限界を迎えてしまったりすれば、
結果として介護そのものが続けられなくなってしまうかもしれません。
だからこそ、立ち止まることは「逃げ」ではありません。
むしろ、介護を続けるために必要なマネジメントです。
自分の感情の変化に気づく。
自分の限界を知る。
そして、危ないと思ったら立ち止まる。
誰かに頼る。環境を変える。介護サービスを使う。
その選択肢を持っておく。
それもまた、介護をする人に必要な力だと私たちは考えています。
感情をコントロールするとは、感情を抑え込むことではない。
自分の感情が大きく動き始めたことに気づき、
そのまま突き進むのではなく、一度立ち止まること。
その「気づく力」と「立ち止まる力」が、
介護をする人自身と、介護を受ける人の両方を守ることにつながります。
Heart Jointは、介護を「我慢」や「根性」だけで乗り切るものにしたくありません。
介護する人にも、介護を受ける人にも、できるだけ心の余裕がある状態をつくる。
そのために必要なのが、私たちが考える「介護マネジメント」です。
介護を人生の犠牲にしない。
そのためには、相手を変えるだけではなく、
まず自分自身の変化に気づくことから始めてみる。
それが、感情をコントロールする第一歩なのかもしれません。
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https://heartjoint.co.jp/support_post/01/
株式会社 Heart Joint
代表取締役 迫田 智之