
「感情をコントロールしましょう」
介護の場面でも、よく耳にする言葉です。
怒らないようにする。
イライラしないようにする。
冷静に話すようにする。
確かに、感情を安定させることは大切です。
でも、介護をしている家族にとって、
それは簡単なことではありません。
特に介護が中期から後期に入ってくると、
介護する側の負担は少しずつ、そして時には一気に大きくなっていきます。
身体的な負担、精神的な負担、時間的な制約、仕事や家庭との両立、
そして、「いつまで続くのだろう」という先の見えない不安。
さまざまなものが積み重なることで、
これまでなら気にならなかったことにイライラしたり、
つい声を荒げてしまったり、相手に対してトゲのある言い方を
してしまったりすることがあります。
そんなときに、
「もっと冷静になりましょう」
「感情をコントロールしましょう」
と言われても、余裕を失っている本人からすれば、
それ自体が大きな負担になってしまうことがあります。
だからこそ、Heart Jointが考える
「感情のコントロール」の意味は、少し異なります。
それは、感情を無理に抑え込むことではありません。
大切なのは、
「自分が危ない状態になっていることに気づくこと」
だと考えています。
例えば、
「今、声を荒げそうだな」
「さっきから言い方がトゲトゲしくなっているな」
「相手の言葉を聞く余裕がなくなっているな」
「いつもなら気にならないことに、ものすごく腹が立っているな」
そんな小さな変化に気づくことです。
感情が爆発してから「落ち着こう」とするのではなく、
その一歩手前で立ち止まる。
怒りが爆発する前に、怒りの感情が大きくなっている
自身に気づき、立ち止まることができる状態
これが、私たちが考える感情のコントロールです。
・・・詳しい解説は②へ続きます
株式会社 Heart Joint
代表取締役 迫田 智之