
介護という言葉を聞くと、多くの人は転倒や病気、
お金の問題などを思い浮かべるかもしれません。
しかし、私が家族介護の現場で強く感じているのは、
「家族関係そのもの」が大きなリスクになり得るということです。
介護は、毎日の積み重ねです。
疲れが続き、思うようにいかない日が重なると、
どんなに親を大切に思っていても
感情をコントロールできなくなることがあります。
「なんで何回言っても分からないの!」
「もういい加減にして!」
そんな言葉を、後になって「言わなければよかった」と
後悔する家族を、私は実際に見てきました。
これは決して特別な人の話ではありません。
介護者が限界に近づいたとき、誰にでも起こり得るリスクなのです。
だからこそ、家族介護における
リスクマネジメントとは、事故を防ぐことだけではなく、
「感情が暴走する前に気づく仕組み」を
持つことでもあると私は考えています。
株式会社Heart Joint
代表取締役 迫田 智之