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介護は“正解を覚える勉強”ではない

スタッフブログ

2026.03.17

「介護について学びましょう。」
そう言われると、多くの人は制度やサービス、
手続きなどの知識を思い浮かべるかもしれません。

もちろん、それらはとても大切です。
しかし、介護は知識だけで乗り越えられるものではありません。
なぜなら、介護には一つの正解がないからです。

同じ認知症であっても、
その人の性格や生活歴、家族構成、経済状況、
住んでいる地域によって最適な選択は変わります。
ある家族ではうまくいった方法が、
別の家族ではうまくいかないこともあります。

だからこそ、私たちハートジョイントでは、
ボードゲームを活用した体験型研修を行っています。
ゲームの中では、参加者は介護生活を疑似体験します。

突然の入院、介護認定、家族との意見の違い、
お金の問題、仕事との両立……。
次々と起こる出来事に対して、「自分ならどうするだろう」と考え、
仲間と話し合いながら進んでいきます。

そして私たちは、この研修を一度で終わらせません。
同じゲームでも、二回目、三回目になると、
参加者の視点は大きく変わります。

「あのときは施設しか考えられなかったけれど、今回は在宅という選択肢も見えた。」
「前回は焦って判断したけれど、今回は地域包括支援センターに相談しようと思えた。」

そんな変化が自然と生まれてきます。
経験を重ねることで、自分の引き出しが増え、判断の幅が広がっていくのです。
現実の介護は、やり直しが難しい場面も少なくありません。

だからこそ、失敗しても大丈夫なゲームの中で
何度も経験を積み、自分なりの考え方や判断力を
育てることに大きな意味があります。

そう介護は、正解を覚えるものではありません。

正しい知識は、もちろん重要です。
ですが、これが「正解!」という
考え方になってしまうことが怖いのです。

さまざまな状況に向き合いながら、
自分と家族にとってより良い選択を考え続ける営みです。
私たちは、ボードゲームという「安心して挑戦できる場」を通じて、
一人でも多くの方が介護に対する不安を減らし、
「もしもの時にも動ける力」を育んでいきたいと考えています。

株式会社Heart Joint
代表取締役 迫田智之

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